テキサスの高校を選ぶ利点

最近アメリカのボーディングスクールをお探しの保護者の方から、テキサス州にある学校についてお問い合わせをいただくことがあります。

これまでアメリカ国内の私立ボーディングスクールでは、カリフォルニア州は定番、そうでなければマサチューセッツ州などのニューイングランドのエリアが日本の方には人気でしたが、このところテキサス州内の学校の名前があがってくるようになっています。

テキサス州は広い土地もありK12の学校が幼稚園から高校まで12年間分の学生を受け入れるための建物を作り、広げていけるという環境。また日本からの飛行機の直行便が複数でてきたこともあり日本からの移動がしやすくなったのも理由でしょう。

さらに、保護者の方にぜひお伝えしたいことがあります。

テキサス州のルールで、テキサス州の学校に3年以上在籍した場合、テキサス州の州立大学に入学しますと、テキサス住民用の学費価格である、インステート(In-State)価格が適用されるというルールです。高校の10年生から卒業するまでの3年間在籍すれば、テキサス州の有名大学である、例えばテキサス大学オースティンや、テキサスA&M大学、ノーステキサス大学などの学費が州内出身者価格となるというのは非常に魅力的です。州内出身(インステート)と州外出身(アウトオブステート)の学費の差は、2番は当然。3倍といっても言い過ぎではないほど。よってこのルールは大きな節約へとつながります。

留学生の保護者の方は、ここを魅力に感じ、テキサスの私立高校に留学させるということもあるとのこと。もともとテキサス州のルールで、州立大学から1000ドル以上の少額の奨学金をいただければ、州内出身価格の学費適用というルールはありましたが、このように高校からテキサスにきている学生への特典があるというのは、大きな出費をしてボーディングスクールにお子様を送り出している保護者の方にとっては、嬉しいことです。

他にも全米には有名な大学がありますが、結果的にテキサスの州立大学を選ぶ留学生が多くなるというのも、この学費適用ルールによるものが大きいのでしょう。

先日、テキサス州タイラー市の近くにあるThe Brook Hill School(ブルックヒルスクール)を訪問してきました。

20年という学校としては若い歴史ですが、だからこそ建物も新しく、美しく、留学生多く獲得し、どんどん成長している学校です。教育の質もよく、寮生活を送る留学生へのサポートも万全という印象を受けました。

留学生のボーディング学生およそ60人、25か国もの国からの学生で構成されていますので、多国籍の学生割合であることがわかります。同じ敷地内にボーディングペアレンツが住み、留学生のお世話をしています。タイラーという都市が近くにありますので、週末のアクティビティーや放課後のショッピングなどにも十分に対応できます。アクティビティーには追加料金がかからず、学生がするのは参加するだけ、というのも嬉しい対応です。

Advanced Placement(AP)コースを用意し、さらには近隣のタイラージュニアカレッジの大学レベルの授業履修を可能とするデュアルエンロールメント(Dual Enrollment)も可能です。高校在籍中に大学レベルの授業も履修していくことで、高校卒業時までに大学1年間以上の単位を取得してしまうということもできるわけです。

スポーツにも力をいれており、ゴルフ、テニス、バスケ、野球、ソフトボール、陸上などのスポーツに参加することもできます。

環境のよい高校で、さまざまなバックグラウンドを持つ世界からの学生と触れ合うことができるこのブルックヒルスクールは魅力を感じました。

テキサスのボーディングスクールについて興味がありましたらお気軽にご相談ください。

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The Brook Hill School
テキサス州タイラー市近くのブルックヒルスクール