この秋学期から語学や正規留学で渡米することが決まっている皆さん、おめでとうございます。
テキサスエリアの大学に入学される場合には、新学期はあと2週間ぐらい。
まさに今は、荷物のパッキングで必死でしょうか。
さて、アメリカの学校に入学する場合には、予防接種を受ける、抗体検査の記録を用紙に記入して提出するケースがほとんどです。
テキサスをはじめとして、多くの州が規定する、細菌性髄膜炎の予防接種、お済でしょうか?
英語ではBacterial Meningitisといいます。
テキサス州では2011年に法改正により、新しく学校に入学するすべての学童期の子供は、この細菌性髄膜炎の接種が義務ずけられました。
これにより大学や、大学内にセンターを持つ語学学校でも、細菌性髄膜炎の予防接種の記録提出を義務付けています。
特に寮に住む場合には、入寮日10日前までに接種を済ませていることなどという規定もあります。
18歳以上で、寮に住まないという学生に関しては、WAIVER(免除)申請をすることも可能ですが、この場合にはテキサス州のヘルスデパートメントに免除申請用紙の請求をしたうえで、それが届いたあとにまず州に免除申請をして、その認可された用紙を学校に提出するという、時間のかかるプロセスを踏む必要があります。
この時間を考えれば、一本予防接種を打つ対策にするほうが早いといえます。
日本ではこの細菌性髄膜炎の予防接種は、必須の接種リストには含まれていないことから、母子手帳の記録には入っていない方がほとんどでしょう。
最近は新生児の予防接種として任意に行う病院もでてきましたが、それでもまだ日本では一般的ではないために、高い料金になる場合が多いです。
どうしたらよいか?と途方に暮れる前に、まず留学生オフィスに相談してみましょう。
留学生の事情は考慮してくれるはずです。
その上で、渡米してから学校のヘルスセンターで接種する。あるいは、最寄りの保健所 (Department of Health)で接種をしましょう。
テキサス州の場合には、学童期の子供は必ず受けるものですから、必ず保健所では対応してくれます。
あるいは、ドラッグストアに簡易の診療所がある場合もあって、ここでも簡単に受けられる場合もあります。
一見難しく見えることも、問い合わせをすれば対応策も見えてきます。
そういえばまだ予防接種フォームを埋めていなかったという方、まずは学校に問い合わせをしてみましょう。