テキサス州にあるコミュニティーカレッジを目指す日本人の方から名前をあげて相談されるのが、タイラージュニアカレッジです。「できればタイラー」そういう希望をもってUSカレッジコネクションに相談される方が最近多いのです。では、どうしてそこまで注目されるのか?その理由を自分の目でたしかめようと、先日タイラー市にあるタイラージュニアカレッジを訪問してきましたのでその体験をもとに、テイラーが注目されるべき理由をご紹介します。
1:広大な土地に広がる立派な建物
タイラージュニアカレッジの敷地は全米のコミカレの中でも大規模なキャンパスです。テキサス内の一つのキャンパスだけの敷地でくらべれば文句なくここが一番大きいと言えるのではないでしょうか。雰囲気は四年制大学に近く、キャンパス内に文系、科学&テクノロジー、英語を学んだりする一般教養棟など分野別に分かれ、学生が集まる学生センターにはカフェテリアも所在。大きな図書館やジムなど目的別に多くのたてものが一つのキャンパスに所在しています。コンパクトな4年制大学の雰囲気という感じです。
2:コミカレにも関わらず複数の寮がある。新築寮も複数存在。
タイラーには寮がたくさんあります。一つだけではなく、一般学生用、アスリート専用の寮(しかも男子女子、スポーツ別に複数)、大人学生や教師用の寮も存在します。新しい寮も複数あり成長するカレッジの証拠でもあります。学生は基本寮に住むという姿勢は、何度もいいますが4年制大学さながら。寮が複数あるからその、学生がレジデンスアシスタント(RA)として働ける環境も整い、RAになれれば寮生活も無料になるというチャンスも留学生にも与えられていて、それを目標にされる方もいらっしゃるようです。
3:スポーツが盛んで、強い
これもまた4年制大学のように、タイラージュニアカレッジはスポーツに力をいれています。アメリカンフットボール(アメリカ人はフットボールと呼びます)、テニス、バスケ、サッカーなどさまざまな種類のスポーツ部を持ち、全米コミカレリーグ(NJCAA)ランキングでも上位に顔を出すカレッジです。だからこそ選手も全米、世界から集まってきており、彼らが滞在する寮はもちろん存在し、その他にも一般学生と教職員用の寮もあるわけです。スポーツ部に入る学生の多くが奨学金を受けています。NJCAAのリーグであればコミカレでも奨学金を出せます。ちなみに今現在日本人アスリートはサッカーとテニスで3人います。(2017年4月現在)
今回訪問して分かったのは、タイラージュニアカレッジは4年制大学と匹敵する規模、施設を持ち合わせているということ。ここだったらたしかに、いいなと思える、正直にそう思えるカレッジでした。
しかしながら、留学生として出願し入学するためには難しさもあるのも事実です。以下にその乗り越えるべき課題をご紹介します。
1:出願時のトフルを始めとする規定点が高い
タイラージュニアカレッジでは、英語の点数が低くても条件的に合格させる、という条件付き合格のシステムがありません。そのため語学の力を出願時に証明しないといけません。目安はTOEFLで71点レベルです。71点はまさに4年制大学の出願時でも通用する点数ですので、4年制大学に出願できる英語力がないからコミカレから、というわけにはいかないのです。タイラーを目指す方は、計画的に英語の勉強をしてこの英語の規定点をクリアする必要があります。
2:出願書類も若干めんどうなことがある
TOEFLなどの点数の他にも、多少ワシントン州やカリフォルニア州に比べて出願時に求められる書類が、「今時これも・・」と思う部分もあります。アドミッションオフィスの方と粘り強く話を進める姿勢が問われます。
3:タイラーという場所
最後に一つ、テキサス州のタイラーという都市について。たしかにタイラーは都会です、テキサス州の中では、ダラス、ヒューストン、オースティンに次ぐ都市です。しかしながら商業都市、政治の中心地の初めの3都市よりは便利さという点では劣ります。ダラスからタイラーに行きつくまで車で渋滞もいれて3時間です。もちろんタイラーには地方空港がありますので、ダラスに降り立ったあと小さな飛行機でタイラーに乗り込めばそこからは、20分ぐらいでキャンパスには到着です。が、タイラーの都市でダラスやヒューストンやオースティンのような街で暮らすのと同様なことができるかといわれれば、そこは我慢しないといけないでしょう。まとまったお休みのときに車をもつ友人たちとダラスに遊びにいったりするのはできますので、学期中はキャンパス内が行動範囲ということに抵抗を感じないことが重要です。
大きなキャンパスにはジムで汗を流したり、寮で友達と話をしたり、大半過ごすであろう図書館で勉強したりという環境は整っています。
例えば、どうしてもトフルの点数がクリアできない。けれど、タイラージュニアカレッジには在籍したいというのであれば、最初の1年は他のコミカレに入学してカレッジレベルの英語の授業English 101などの授業をうけることで、留学生としての英語基準をクリアできますので、正規授業の英語をうけ1年後に編入を狙うというのも方法としてありでしょう、残り1年でもタイラーの環境を体験したいのであれば。
タイラージュニアカレッジを選ばれる方は、4年制大学も狙える力を持った方、これから計画的に英語力をあげて出願に備えられる方。スポーツをやってきたアスリートの方でスポーツ部に所属して学生生活を送りたい方。このような方に向いているのではないでしょうか。
タイラージュニアカレッジについてもっと詳しく相談されたい方は、お気軽にUSカレッジコネクションまでご相談ください。
今回のカレッジ見学の写真はフェイスブックページのアルバムでご覧いただけます。