アメリカの大地は広いので、どの場所に住むかによって気を付けなければならない災害の種類も異なります。テキサスをはじめ、カンザス、オクラホマなど真ん中のエリアは、一番気を付けなければいけないのが、トルネード、竜巻です。
雨、雪、地震などは日本人にとっては想像がつくもので、対処方法もわかりますよね。でも、竜巻って言われた時、想像もつかないのが現実でしょう。テレビや映画で、竜巻に飲み込まれた家屋や車が吹き上げられていく映像をご覧になった方も多いでしょう。でも実際にこんなことが起こるのでしょうか?
起こるのです。
先日はダラスに竜巻が発生し、場所によっては家屋倒壊の被害となりました。
予想がつかないこの災害、以下のことを覚えておいてください:
- 竜巻は事前にどのあたりに発生しそうかという予測がつきます。そのため、数時間前からテレビ、ラジオで警報がでます。また外ではサイレンが大きく鳴ることがあります。これが聞こえたら、テレビなどで竜巻情報を入手する。
- 大学の校舎は、頑丈で安全な建物です。寮にいる場合には、担当者の指示に従うこと。
- 民家にいたら、窓が近くにある場所をさけ、回りを壁で囲まれた場所、クローゼットや窓が近くになければ風呂場などに避難する。
- モールなどにいる場合には、必ずお店からの指示があるので従うこと。
- 絶対に外にはでない。
竜巻は台風、大雪などと違い、毎年定期的に起こるというものではありません。1年に数回竜巻警報を聞くことがあっても何も起こらない場合もあります。生活に慣れてくると、今回も何も起こらないよと思いがちですが、その安心はいけません。 もしもの備えをお忘れなく。