Texas Success Initiative (TSI)とは何か?

テキサス州の州立大学を出願される場合に特徴的なのが、TSIの存在です。TSIとは何か?

これは、Texas Success Initiativeの略で、大学進学する学生たちが、大学レベルの授業についていけるように、もっと言ってしまえば、高校修了であれば当然得られているはずの学力をきっちりともてているかということを確認するプロセスと言えます。

残念ながら、アメリカでは高校によって、エリアによって、学校の質が大きく異なります。そのため、例えば数学でAをとっていた学生であっても、他の学校にもし在籍したらそれは、Aはおろか及第点ももらえない可能性もあるということは否めません。

そのため、高校を卒業してテキサスの州立大学に入学してくる学生たちは、まずはじめに英語と数学の基礎学力を図るテストを受ける必要があります。この試験の結果である一定のレベルに満たなかった場合には、大学レベルのコースに上がる前の、準備コースをまず履修し、再度テストに合格必要がある訳です。このプレースメントテストの点数が悪かったといって、一度出た合格が取り消されるわけではありませんが、準備コースを受講する分お金も時間もかかってしまうことは否めません。

日本人留学生の場合、数学は問題なくクリアできるようですが、英語が課題です。英語が母国度でないから、免除されるということはなく、全員が英語で授業を受ける大学レベルの英語を理解することが求められているからです。

テキサスの州立大学では、留学生にもSATやACTのテスト受験が課されているのは、このTSIにも大きくかかわっています。

外部のスタンダード試験であるSATやACTである一定の点数を確保していれば、入学後のプレースメントテストが免除され、ひいては準備コースの履修も必要ないという免除規定があるためです。

SATで言えば、数学500点、英語500点以上で、合計1070点以上、ACTで言えば、数学19、英語19以上で合計スコア23以上というのが、その基準となります。数学でSATで500以上出すというのは、日本にいてもできないことではありません。英語の部分で500点以上を取るのが難しいから、まずはプレースメントテストを受けて準備コースを履修しながら突破するということもできます。

コミュニティーカレッジから進学して、アソシエートディグリーを取得後に4年制大学に進学する場合には、再度プレースメントテストを受ける必要はありません。コミカレではもともと、4年制大学準備の英語・数学のコースは学生のレベルに応じてて提供されているからです。テキサス州のコミカレの学費・さらには生活費はリーズナブルです。将来的にテキサス州の4年制大学に進学するという目標がある場合には、まずはテキサスのコミカレから始めることも方法です。

また語学学校でもSATやACT準備をサポートしてくれるところもあります。SATやACTの点数が無い段階で条件付き合格を得た上で、語学講習をしている期間中に、SATかACTの突破を狙います。SATやACTを受験することにプレッシャーを感じるかもしれません。でも、きっちり準備をしていけば可能です。

1人で悩まず、まずはご相談ください。