コミカレ留学の値段:テキサスは安い

アメリカ留学を目指すの中でも、とにかく予算を抑えて留学をしたいという方がまず考えるのが、コミュニティーカレッジでアソシエートディグリー{準学士)を取得後に4年制大学の3年生(ジュニア)に編入をする道です。

コミカレで取得した単位が無駄にならずに、4年制大学へ編入できれば、はじめの2年間分の学費をおさえて、目標とする有名大学への進学も可能となる訳です。4年制大学の1年間の学費は、州や公立・私立の別によって異なりますが、安くて2万ドル台、3万から4万ドル台も多く存在します。

そうなると、コミカレのはじめの2年間が大きな節約につながることは言うまでもありません。ただしこれは、コミカレから4年制大学への編入で単位が綺麗に移った場合という前提ですので、確実なのは同じ州内のコミカレから4年制大学への進学パターンです。たいてい同じ州内のコミカレと4年制大学はトランスファー提携がありますので、単位も確実に移る場合が多いのです。

さて、それではどの州のコミカレに進学するのが節約なのか?

大都会も複数あるテキサス州なのに、コミュニティーカレッジの値段は全米中で比べても数千ドル以上下がるのは見逃せません。

カリフォルニア、ワシントン州(シアトルエリア)やニューヨーク州など留学生が多く集まるコミカレの学費は、おしなべて1年間7000㌦台です。

この値段も4年制大学の学費に比べますと、3分の1とも言える値段ですから、確かに安いのですが、テキサス州のコミュニティーカレッジの学費と手数料の平均はどれぐらいでしょう?

答えは4000㌦台です。4000㌦から少し下回るコミカレも複数存在します。

さらに、テキサス州は全米で1,2を争う物価の安い州として知られています。そうなると、アパート賃貸や、車を運転する場合のガソリン代金も他州に比べると安い=生活費も安くなります。

さらに、テキサス州には、テキサス大学系列、テキサスA&M系列、テキサス工科大学系列という有名大学の系列キャンパスが複数の都市に所在します。ということは、知名度も高い州立大学ながら、その系列キャンパスに行くことで学費を抑えて4年制大学にも進学できる訳です。

テキサスの場合、テキサス州内のコミカレでアソシエートディグリーを取得したあとに、4年制大学へ編入した場合、コミカレの成績が良ければ(GPA3.0以上は欲しい)奨学金が出るなどの配慮もありますし、しかも留学生も該当する場合が多く、テキサス州のコミカレからテキサス州の公立大学に進学する利点は大きいのです。

テキサスはサイズ的にとても大きな州です。

大都市でも、ちょっと街から離れると何もない場所もたしかに多いのは否めません。

そのため、コミカレの所在地を選ぶ際は、オースティン、ダラス、ヒューストン、サンアントニオなど都市に所在するカレッジの方が便利でしょう。学費の値段的に、都市だから高めということもないからです。都市であれば日本食も手に入りますし、バスで近くのマーケットにでかけることもできるからです。

高校を卒業してすぐの学生の方が、コミカレに進学する場合には、保護者の方が気になるのが滞在場所です。コミカレの多くは寮を持っていないからです。カリフォルニアやワシントン州のコミカレの多くは、独自にホームステイプログラムを持っているところ、そうでなくともホームステイ会社と提携しているところも多く、だからこ留学生が多いというのも言えます。

お金以上に、安全性を重視するのは理解します。

テキサスの場合、ホームステイ会社というものがほとんどなく、そのためコミカレもホームステイを提供することはしておりません。留学生は自分で滞在先を見つける必要がありますが、オースティンの4年制大学の回りだと、民間の学生レジデンスが多く存在しますし、ダラス、ヒューストンなど他都市では、学校の回りでアパートシェアを見つけるのが方法になります。

アパートシェアで他の学生たちと暮らしながら、生活していける独立心の強い方、テキサス大学やA&Mなどアメリカトップレベルの大学に進学することを目標にしつつ、最初の2年間をコミカレとのコンビネーションでたくましく頑張ってみるのはいかがでしょうか?