テキサスの州立大学出願で気を付けること

テキサスの州立大学は、テキサス大学、テキサスA&M大学、テキサス工科大学、ヒューストン大学など大きな州立大学がメイン校の他に複数のキャンパスを持っております。そのため、州立大学の選択肢が広く、メイン校以外のキャンパスだとさらに学費がリーズナブルなので魅力です。

テキサスの4年制州立大学を受験する際に気を付けていただきたい点が、SATかACT受験の必要性です。

SAT/ACTとは、アメリカの高校生が主に受験する共通テストとも言えるもので、一般のものは英語・数学の力を図る指針として使用され、その他に教科ごとのテストもあり、競争率の高い有名大学・難しい分野の学部などは、教科テストも要求します。

留学生がこのSAT/ACTを受験できる場所・機会はアメリカ本土に比べると限られているため、最近は多くの大学が留学生であればSAT/ACT受験の義務はなしというところが多くなってきました。

ただし、テキサス州については、現在もアメリカ人・留学生問わず、SATかACTのスコアを提出という形をとっています。

大学によっては、とにかくスコアを提出すれば大丈夫で、最低点などの規定はないという所も多いのです。そのためSATやACTを課しているから、テキサス州の州立大学は避けるということではなく、機会を作って受験をしてみてください。

SATの受験方法としては、一番簡単なのがオンラインから申込みをすることで、SATの運営組織であるカレッジボードのウエブサイトから会場を指定してテスト料金をクレジットカードで支払った上で申込みをします。SATの受験時期は、TOEFLほど頻繁ではないです。アメリカ国内では秋学期が始まってからの10月から翌年の6月までの7回開催です。日本を含む海外では年間6回開催です。

日本国内で受験をする際には、会場が主にインターナショナルスクールやアメリカ軍基地内の高校など限られています。時期を合わせてアメリカで受験されるのも方法です。

なおテキサス州の州立大学でもSATやACT受験が免除される場合もあります:

  1. 海外の大学であっても大学の単位を履修しており、編入先の4年制大学にトランスファー学生と規定される単位数を確実に移せる場合。
  2. アメリカのコミュニティーカレッジで規定以上の単位数を取得しているか、準学士を取得したのちに編入する場合。
  3. 提携先の語学学校からの進学サービスで、出願する場合。

上記3番については、例えば高校を卒業してすぐに渡米した留学生の場合は、通常はSATかACTの受験が必要ですが、複数のテキサス州立大学と進学提携をする語学学校にまず入学し、そこを経由して提携先の大学へ出願した場合、SATやACTが免除になる場合もあります。

8月の秋学期入学を目指している方の場合には、5月ぐらいにまず語学留学でテキサスに入り、そこで5月と6月のSATを受験しても間に合う場合もありますので、SATをあまり敬遠せず計画的に取り組んでいただきたいと思います。

USカレッジコネクションはテキサスの州立大学とのSAT/ACT免除提携を結んでいる語学学校をご紹介できます。

興味がある方は今すぐご連絡ください。